サービスをリリースする前に、開発者以外のユーザに客観的にテストをしてもらうことで、不具合やその他の問題を発見でき、よりよいサービスとしてリリースすることができます。 ここではその効果的な方法について解説します。

クローズドβテストとは

クローズドβテストとは、「限定されたユーザに対して、開発中のサービスを提供し実施するテスト」のことです。 主に不具合を発見するために行なわれ、ここで発見された重要な不具合を修正した後にリリース作業が行なわれます。

方法

クローズドβテストは、以下のような流れで行ないます。

1. テストケースを作成する

ユーザにどのような手順でサービスを利用してもらうかを決めます。 サービスの重要な機能を網羅でき、かつテスト時間が長くならないよう考慮して決めます。

例:ユーザ登録→プロフィール編集→つぶやく→他のユーザをフォローする→他のユーザのつぶやきにいいねする

2. 要綱を作成する

応募していただいたユーザに対して知らせるテストの概要を作成します。 以下のような形式で作成します。

Twitter
http://twitter.com/

このサービスは、140文字以内の文の投稿を共有するサービスです。

文を投稿することで、自分をフォローしている他のユーザにその投稿を共有することができます。
同じように、他のユーザをフォローすることで、そのユーザの投稿をタイムライン形式で閲覧することができます。

このサービスのリリースに先立ち、以下の内容でテストのご協力をお願いいたします。

■ 所要時間

5〜15分

■ 行なっていただくこと

・ユーザ登録→プロフィール編集→つぶやく→他のユーザをフォローする→他のユーザのつぶやきにいいねする
・好きなようにサービスを利用する

■ ご連絡いただきたいこと

・テスト中に確認できた不具合
・利用中に感じたことを思いつく限り(ポジティブ/ネガティブは問いません)

■ 連絡方法

このメッセージ上にご返信ください
※Facebookメッセージで連絡している場合

3. テストユーザを募集する

FacebookやTwitterといった、開発者が利用中のサービスで、友だち/フォロワーに対してテストユーザの募集を呼びかけます。

これが難しければ、クラウドソーシングサービスなどで募集します。 テスト結果の連絡を含めて15分程度を想定し、これに見合った報酬(¥300〜¥500程度)を準備すればよいでしょう。

テスト人数は、3〜5人くらい集まれば十分だと思います。

4. 要綱を連絡する

応募していただいたユーザに対して、作成した要綱を連絡します。

5. テスト結果を受け取る

それぞれの連絡手段で、テスト結果を受け取ります。 その際、以下のようなことを伝えます。

  • テストに協力いただいたお礼
  • リリースの際に個別にお知らせしてもいいかどうか
  • リリースの際にシェアしていただけると嬉しい、という気持ち

6. タスク化する

受け取った不具合や意見に重要度/緊急度をつけて、対応するものをタスク化します。 その際は、リリース前に対応するのか、リリース後に回すのかも決定します。

おわり

クローズドβテストを手伝ってくれるユーザは、そのサービスに興味を持ってくれていることが多いです。 サービスのファンになってもらうつもりで、密なコミュニケーションを心がけましょう。