サービスのデザインをつくるとき、まず「どういう色やフォントでつくるか」といった方針を決めることになります。 これは、提供するサービスの種類や、ターゲットユーザの属性から考えることで、適切に決定することができます。 この方法について、以下に解説します。

デザインの定義

この記事では、ワイヤフレームがすでに完成している前提で、その上にどのようなデザインをつくっていくかを考えます。 以下の項目について、どういう方向でつくるかを定義していきます。

    • 例:メイン/ベース/アクセントカラーは何色にするか
  • フォント
    • 例:種類はなにか、サイズはどうするか
  • 余白
    • 例:詰まった感じにするか、広く見せるか
  • 装飾
    • 例:ブロックの角は丸くするのか、アイコンは多用するのか
  • グラフィック
    • 例:写真かイラストか、あるいはテキストベースでグラフィックはつかわないか

準備

デザインの制作方針を決めるには、まず(1)サービスのターゲットユーザと、(2)提供するサービスの競合を明確にしておかなければなりません。 まだの場合は、サービスキャンバスのつくり方を参考に決めます。

制作方針を決める方法

それでは、デザインの制作方針を決めていきます。 これは、次の手順で行ないます。

  1. ターゲットユーザを明確にする
  2. 競合となるモノやサービス、アプリなどをリスト化する
  3. ターゲットの性別・年齢と、提供するサービスの性質から、デザインの候補を挙げる
  4. リスト化した競合を観察し、どのようなデザインが採用されているかを把握する
  5. 3と4から、デザインの制作方針を最終決定する

ケーススタディ

それでは実際の例で考えてみます。 ここでは、ビジネスマン向けのドキュメント共有サービスを考えます。

  1. 24〜40歳の男性、営業職。
  2. 電話やメール、ホワイトボード、ポストイット、Googleドライブ、Facebookグループ。
  3. 色はモノトーンか青。ビジネス用途のため余計な余白・装飾は必要ない。LinkedInのようなイメージ。
  4. 白ベースで、メインカラーをシンプルに採用。文字は小さめで、ボックスの角は丸くなくスッキリとしている。
  5. 白ベースで、青をメインカラーに。小さめかつ読みやすい文字、少なめの余白・装飾。グラフィックは用いない。

5の方針を元に、実際のデザイン制作を行なえばいいことになります。

おわりに

制作方針は、チームで一度つくりさえすれば、デザインが大きくブレることがなくなるため、作業を行ないやすくなります。 ぜひ参考にしてみてください。