メディアやCGMなど、なんらかのコンテンツをもつサービスの企画において、そのコンテンツがストック型かフロー型かを念頭におくことで、それぞれの性質に合った施策を行なうことができます。 これについて、2つを比較しながら説明します。

比較項目

ストック型とフロー型について、以下の項目を交えながら説明します。

  • 概要
  • 時間の経過による価値の推移
  • 流入経路
  • アクセス数の推移
  • 制作コスト

ストック型コンテンツ

ストック型コンテンツとは、まとまった情報や体系的な知見といった、時間が経過しても価値が失われないコンテンツをいいます。

例としては、Wikipediaのページや、クックパッドのレシピなどが該当します。

コンテンツへの流入経路としては、検索エンジンの比率が高くなる傾向があります。 アクセス数は、公開直後は低いものの、検索エンジンの影響でゆるやかに上昇していきます。

まとまった情報を投稿することになるため、一般的に制作コストは高くなります。

フロー型コンテンツ

フロー型コンテンツとは、ニュースなどのような、時間が経過すると価値が失われるコンテンツをいいます。

例としては、Yahoo!ニュースなどが該当します。

コンテンツへの流入経路としては、FacebookやTwitterといった、ソーシャルメディアからの比率が高くなる傾向があります。 アクセス数は、公開直後に爆発的に増えるものの、時間が経過すると大きく減少します。

ストック型のように整理して制作する必要がないため、制作コストは低くなります。

フロー型をストック型に転化する施策例

フロー型コンテンツは、一度消費すると再度閲覧する機会は失われがちです。 過去のニュース記事を見ることは(公開直後に比べて)あまりないですし、チャットツールは時間が経ったやりとりほど閲覧する機会はなくなっていくでしょう。

ただ、こういったフロー型コンテンツの中にも、ストック型としての性質を持つものがあります。 チャットでのやりとりの中で得られた体系的な知見や、サーバへのアクセス情報といった、後から閲覧する機会が多いであろう内容が該当します。

サービスを企画する側としては、こういったやりとりをベースにドキュメント化しやすい(ストック型にしやすい)施策があれば、より使いやすいサービスになるかもしれません。

また、メディアの場合、まず最新情報の記事(フロー型)でソーシャルメディアからの流入を獲得し、時間が経過した後でまとまった情報(ストック型)にリライトしてSEOからの流入を獲得する、といった方法も考えられます。

おわりに

ストック型とフロー型の違いを理解することで、それぞれの性質にあったアイデアを出すことができます。 サービスを企画する際は、そのコンテンツがどちらかをぜひ把握しておきましょう。